中国のインターネット検閲などでは、検閲つまり、フィルタリングの方法をして、レイティング方式、ブラックリスト方式、ホワイトリスト方式、全文検索方式などが挙げられます。レイティング方式では、ウェブページの安全性を格付けして、その情報を元に遮断する対象を取捨選択するものです。これは、第三者によりデータベースに安全かどうかの情報を蓄積する方法と、サイトの管理者がWebページのMETAタグに安全かどうかを記述するセルフレイティング方式の2つに分れています。
次に、ブラックリスト方式があります。こちらは、問題のあるサイトを予め登録しておいて、それ以外のサイトを無条件的に許可する方式です。この方法だと無害なサイトを誤って遮断する確率が下がる反面、有害なサイトも登録されていないものは遮断できないという問題があります。ホワイトリスト方式は、無害なサイトのみを登録し、それ以外を無条件的に遮断するものです。
この方法ですと確実に有害サイトを遮断できる反面、利用可能なサイトがかなり限定されてしまうという問題があります。そして、全文検索方式では、ページ内のキーワードやフレーズなどを検索し、有害なのか無害なのかを判別する方法です。ページのコンテンツを判断してアクセスするため、比較的確実性は高いといえるでしょう。これらの機能をもってしてもアクセスしたサイトの有害無害を完全に振り分けることは難しく、有害なサイトを振り分けることが出来たとしても無害なサイトまで遮断されてしまうというようなあいまいで雑さがあります。
どのような情報を有害とすべきかは使用する環境であったり、個人の主観によって異なるはずです。有害か無害かを判別するのも難しいのではないでしょうか。日本で、プロバイダが強制的にフィルタリングをかけているケースとして四国電力のあかりネットがあります。フィルタリングの対象は有害サイトだけでなく、Googleなどのロボット型サーチエンジン、大手プロバイダ、NTTグループのサイトまでも遮断しているといいます。個人サイトも大手プロバイダのドメインが入っているとアクセスできないようです。