中国のインターネット検閲|国境無き記者団

中国のインターネット検閲に関して論じるには、国境なき記者団の存在は避けられないでしょう。国境無き記者団は、言論の自由または報道の自由の擁護を目的とした、ジャーナリストによる欧米中心の非政府組織であります。これは、1985年フランスの元ラジオ局記者ロベール・メナールによってパリで設立されたのが始まりとしています。もともとは、世界中で拘禁や殺害された親米ジャーナリストの救出と、その家族を支援している団体です。

反米各国のメディア規制の動きを監視や警告をするのを主な活動としているのです。近年では、中国のYahoo!とGoogleにインターネットの検閲をしないように要請した実績があります。先日のロベール・メナール事務局長が北京オリンピックの聖火リレーを、実力を以って妨害した事で話題になっています。また、日本の記者クラブ制度に関しても、排他的で報道の自由を阻害していると強く批判していることでも知られています。

この国境無き記者団に関しては、日本の主要なマスコミは無視しているためあまり知られていないのが実情なのです。2002年以降には、毎年14の団体と130人の特派員、ジャーナリスト、調査員、法律専門家、人権活動家らが、それぞれの国の報道の自由のレベルを評価するため、50の質問に回答する形式で指標が作成されています。指標を基づいて発行されたリストが世界報道自由ランキングというものです。中国のインターネット検閲と同じように情報操作をしているという判定をされているのでしょうか。

このランキングにおける日本の順位はもちろん低くなっています。この理由としては、記者クラブ制度の存在により、外国人ジャーナリストやフリージャーナリストによる情報のアクセスが妨げられていることでしょうか。国境なき記者団は最近、ウェブサイト内で記者クラブの存在にも関わらず、日本での報道の自由が回復されつつあるとしています。日本は過激なナショナリストによる報道機関への襲撃の減少が見られると述べています。